フリーな くずライフ

くず兄の自由気ままなブログです。

新型日産リーフの購入を検討している方に おすすめしたい3つの理由

 新型の日産リーフを試乗後に即決で購入。(あの時のぼくは勢いがあった)それから2ヶ月足らずで納車となりました。あらためて性能や電気自動車のメリット・デメリットなどを確認したので、おすすめ理由としてまとめます。

 

 

車種 :日産リーフ X 10万台記念車

カラー:ラディアント レッド(PM)/ スーパーブラック 2トーン

売店三河日産自動車株式会社 日産ギャラリー刈谷

納車日:2018年6月27日

f:id:yuki_kuzuhara:20180706210120j:plain

   まずはその費用ですが、10万台記念車にディーラーオプションをつけて437万円。自宅に充電設備を設置するのに8万円弱でした。5人乗りでは同じ日産でX-TRAILとSKYLINEの間の価格帯です。

 

 しかしリーフは電気自動車。クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金の対象で、国から最大40万円の補助金が出ます。さらに地方自治体からも補助金が出る場合もあります。そうした優遇制度も合わせて予算を考えたいですね。

 

 私の場合、国から40万円と地方自治体から30万円が補助されます。さらに、エコカー減税の対象となり自動車取得税などが減税されるので、それらも含めると85万円あまりの補助があることになります。

 

 さて、お金の話はこの辺にしておすすめしたい3つの理由に参りましょう。

 

www3.nissan.co.jp 

おすすめ理由① 運転性能

リーフの走行性能はスポーツカー並み

 電気自動車の「走り」はどんなイメージをお持ちでしょうか。私の場合、そもそも「走り」の性能にはそんなに重視していませんでした。(ちなみにリーフの前は日産ムラーノ2.5Lに乗っていました)スポーツカー志向でもなく、普通に走れば良いかなと。

 ところが試乗して最も気に入ったのがこの特徴。アクセルを踏んだ瞬間にスムーズに一気に加速する感じは電気自動車ならではなのだそう。確かにこれまでに感じたことのない加速具合に驚きました。しかもとても静かです。

 日産ディーラーの担当者によるとリーフの走行性能はフェアレディZなどのスポーツカー並みなのだそう。(スポーツカーを運転したことがない)

 確かに初期加速はものすごいです。グッと踏むと、背中が一気にシートに押される感じ。重心が低く、地についた感じは高級セダンに乗っているような感じもします。

f:id:yuki_kuzuhara:20180706210411j:plain

新型日産リーフ

運転操作がこれまでと違うe-Pedalが心地よい

 新型リーフの運転性能でさらに特徴的なのがアクセルペダルです。加速はもちろんのこと、ブレーキペダルを踏むことなく減速もできるワンペダル方式で、アクセルペダルを緩めることで回生ブレーキがかかるというもの。アクセルを離せば最大0.2Gの強さでブレーキがかかりそのまま停止するのです。普通に走って入れば(急ブレーキを踏むような運転をしていなければ)ブレーキペダルを踏むことはありません。

e-Pedalのメリットは意外と大きい

 これによるメリットはいくつかありますが、まずは運転操作が簡単になることです。アクセルペダルとブレーキペダルの踏み替えがなくなることは、やってみると意外と楽で良いです。停止すると油圧ブレーキが自動でかかるので、信号待ちなどで停車中は足の操作が自由となります。上り坂、下り坂ともにおよそ30%勾配まで停止状態の保持が可能で、ブレーキランプも一般車と同様に停止時に点灯します。

 さらにディーラーによると、大きなメリットがもうひとつ。それはブレーキの消費が少なく抑えられること。ブレーキの機構は、車の使用を続ける中でメンテナンスすることが必要となる部品です。もちろん、ブレーキの損傷や故障は重大な事故につながる恐れがあることから、重要保安部品として最上級の安全対策が施されていて、点検時も整備士が最も神経を使う箇所だそうです。

 そのブレーキの故障のほとんどがブレーキパッドの磨耗。実際に以前に乗っていた車、日産ムラーノさんでは、納車後7、8年目くらいでブレーキをした際に「キー」という高い異音がするようになりました。ある程度は我慢しましたが、気になったのでディーターで修理したところ、タイヤの新品交換も含めておよそ20万円の費用がかかったのを覚えています。

 e-pedalを使用するということは、基本は回生ブレーキ(運動エネルギーを電気エネルギーに変換させるときの抵抗を活用)ですることになるので、油圧ブレーキの使用は限定的。重要保安部品の消費が抑えられるということです。

 話は逸れますが、電気自動車は上述のブレーキ機構のようなメンテナンスの面で、他にもたくさんメリットがあります。中でもエンジンがないことは大きいです。エンジンのメンテナンスといえば、エンジンオイル、フィルター、ベルトなど多数の部品交換が必要となりますが、電気自動車はその必要がありません。定期メンテナンスが少なく、維持費が安いのもおすすめの理由なのです。

 

おすすめ理由② 移動フリーになることにより身につく「多動力」

リーフの航続距離はカタログの7割程度

 日産の新型リーフのカタログによると充電航続距離が400km。実際には、他の電気機器の消費もありますので、充電100%で300km弱程度の航続距離だと考えた方が良さそうです。バッテーリー容量は40kWh。リーフの電費(1wWhあたりの走行距離)は7kmあまりです。そうなると、やはり40kWh×7km/kWh = 280km で大体計算通りです。

f:id:yuki_kuzuhara:20180706211433j:plain

気になる電気代はいくら?

 リーフの電気代ですが、インターネットで検索すると様々な計算結果が出てきます。月あたりでどれくらいのコストがかかるかは使い方によって大きく違うということ。私の場合、自宅で充電できるように設備を設置しましたが、その費用が8万円程度でした。

 家庭での電気料金が1kWhあたりで30円程度だと思いますので、仮にリーフのバッテリーが0%となりフル充電したとして。

 

30円/kWh × 40kWh = 1,200円

 

これで280km走ることができます。

 

やや複雑ですが計算を続けます。レギュラーガソリン150円で1ℓあたり10km走る車では、1km走るごとにかかる費用が。

 

150円/ℓ ÷10 km/ℓ = 15円/km

 

上記のように1kmあたりの走行で15円。リーフも同じように1kmあたりのコストを算出してみましょう。

 

1200円 ÷ 280km = 4.29円/km

 

このようにガソリン車と比較すると距離あたりのコストはまぁまぁ低く抑えられることが分かります。

 しかしこれは全ての充電を家庭の普通電気料金で計算した場合です。リーフを乗るようになってから気がついたのですが、よく見るとまちには充電設備が至るところに設置されています。それらを上手く使えば移動がフリーなるなんてことも。

日産ディーラーでは充電サービスしてもらえることも

 時間があれば日産ディーラーの急速充電を活用しましょう。基本は500円で30分の急速充電を使用することができ、ほぼ0%から65%くらいまできます。日産ディーラーではリーフのオーナーということで、好意で充電サービスしてもらえるところも少なくないです。というかぼくの場合、愛知県近郊の日産ディーラーを複数箇所行っていますがお金を支払ったのは一度だけです。さらに営業時間内であれば飲み物やお菓子のサービスが受けられます。リーフの充電中にコーヒーを飲みながらPCを開いて仕事を進めている。そんな優雅な感じです。

f:id:yuki_kuzuhara:20180706212326j:plain

日産ディーラーで充電サービス中

日産ゼロ・エミッションサポートプラン(通称:ZESP)で移動フリーに

 リーフのコストを考える上で、断然おすすめなのが、ZESPの使いホーダイプランです。これは、月額2,000円(税別)で全国の急速充電設備が使い放題になるもの。ガソリン車との比較がしにくいですが、例えば先ほど同様、1ℓあたり10km走るやや燃費の悪い車で月に1,000km走る場合と比べてみましょう。

 

レギュラーガソリン価格が150円で、単純に計算すると、

150円/ℓ ÷10 km/ℓ ×1,000km/月= 15,000円/月

 

 単純ですが、月に13,000円も差が出ます。実際に私の前の車ムラーノさんはこんな感じです。年間で156,000円!

 月に2,000円で全国どこに行っても充電が使い放題。まさに移動フリーです。こうなればもっと出かけてみようという気になります。ホリエモンさん提唱の「多動力」も身につくのです。

 

おすすめ理由③ 少し先を行っている気分になる優越感

充電時に注目を浴びる ちょっと人と違う感じ 

 最後のおすすめ理由がこれ。他とはちょっと違うぜ。100%電気自動車って感じです。まちなかで電気自動車を見かける機会はまだ少ないですし、その分周囲からの目を引きます。外国車やスポーツカーなど、明らかに目立つ車ではないのにちょっと違う感じ。これが良いのです。(あくまでも個人的な感想)

 先日、高速道路のサービスエリアで急速充電を使用しました。充電設備は建物のすぐ近くに設置。車椅子マークの駐車場の隣くらいにあることが多いです。つまり、遠く駐車場を探して歩くことがありません

 そこでは、他の訪問客から注目を浴びます。「おっ。電気自動車や」「はじめてみた」など。初めて充電設備を使う状況で焦りながらも周囲からの注目を浴び、スマートに充電しているフリをしたのでした・・・。そこにあるのが、少し先を行っている優越感です。

高速道路、バイパス道路での優越感

 優越感を感じられる場面は走行中にも。これは自動運転技術の話です。リーフに搭載されているのが「プロパイロット」という機能。これは、高速道路などで同一車線を走行する際に使える自動運転技術で、アクセルの加速減速、それにハンドル操作を自動制御するものです。断続的な渋滞が続いて、周囲の車がイラついていそうな運転をする中、こちらは気楽にスイスイ。

 プロパイロットがどの程度の性能かは、体験しないと分かりにくいものだと思いますが、大きな道路に入ってプロパイロットを始動させれば(二つのボタンを押すのみ)あとはハンドルに手を置いておくだけです。(ハンドルから手を離してしばらくするとアラームが鳴って叱られます)これが使ってみるととても楽です。(というか眠たくなります)車線変更、割り込み、急カーブなどに備えて、前方注意は必要ですがドライバーの負担は大きく軽減します。車での移動中に、本を読んだり、PC操作をしたりできるような近未来を想像してしまうものです。

 

 いかがでしたか。長距離運転も苦しゅうない。移動フリーな新型日産リーフ。私は日産の関係者でもなく株主でもなく、ただ一人の使用者ですが断言します。この買い物は正解でした。購入を検討している人に少しでも参考になったのであれば幸いです。どうぞ、快適な移動フリーライフを